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不動産投資は1日にして成らず 最良の果実 を得るために

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長生きリスクに備える!「個人年金保険」あれこれ

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人生100年時代といわれる今。定年後20年、30年と続くであろう「老後の資金」をどう蓄えようかと思い悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、老後の備えとなりうる年金保険についてご紹介します。

 

近年注目される「トンチン年金」とは

トンチン年金――なんとも不思議な言葉の取り合わせですが、これは17世紀にこの年金制度を考え出したとされるイタリアの銀行家ロレンツォ・トンティの名前から由来しています。

トンチン年金は

・年金保険への加入者が亡くなっても、その遺族に対する保険金などは支払わない

・その分、生きている他の加入者に年金原資を回す

という仕組みです。

通常の死亡保険は「生きている人が亡くなった人の遺族を助ける」制度であるのに対し、トンチン年金は「亡くなった人が生きている人を助ける」もの。そのため、加入者は長生きすればするほど、多くの年金を受け取れるようになります。

 

トンチン年金加入前に「損益分岐点」の把握を

「長寿〇〇保険」や「長寿〇〇年金」として販売されている、トンチン年金は、多くの場合、健康状態をあらかじめ報告する「告知義務」がなく、基本的に誰でも加入できます。

トンチン年金の加入者は、年金を受け取る年齢以前に死亡した場合、死亡給付金ではなく、解約返戻金が支払われ、その額は一般的な個人年金の70%程度という低解約返戻金型に設定されています。(※一部掛け捨ての商品あり)。

トンチン年金に加入する場合は「何歳まで長生きすれば、損益分岐点を超えるのか」を事前に把握しておくことが重要だといえます。商品内容や加入年齢によって異なりますが、たいていの場合。80代後半、90代といった超高齢に達しない限り、受け取る年金の累計額が払い込んだ保険料総額を上回りません。

 

老後の備えとして「終身年金」を活用

トンチン年金以外の方法として考えられるのが「個人年金保険」です。60歳・65歳など契約時に決定した年齢から年金を受け取れることができます。

個人年金保険は3つの種類に分けられます。

(1)終身年金

被保険者が死亡するまで、一生涯年金が受け取れる。早期に死亡した場合は損をしやすいのが欠点だが、当初10年などの保証期間を設けた保障期間付終身年金もある。これは保証期間内に被保険者が亡くなっても、残った年金相当額を遺族が受け取れる仕組みになっている。

(2)確定年金

被保険者の生死に関係なく、一定期間年金を受け取れる。被保険者が途中で死亡した場合、遺族に対して、確定期間分の年金が支払われる。

(3)有期年金

被保険者の生存を条件に、一定期間年金を受け取れる。被保険者が途中で死亡した場合、以後の年金は支払われない。

 

長生きリスクを考慮した場合、期間が定められておらず、一生涯年金を受け取れる「終身年金」がもっとも適しているといえそうです。

 

「公的年金の繰り下げ」で年金額をアップ

公的年金の受け取り開始を65歳以降に繰り下げることで、年金額を増額させることもできます。

日本年金機構のHPによると、

 

増額率=(65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までに月数)×0.007

 

となり、例えば、5年後の70歳から支給を開始すると、年42%の増額となります。

 

ただし、繰り下げできるのは、他年金の権利が発生するまでの期間です。遺族基礎年金、障害基礎年金、厚生年金保険や共済組合などを受給する権利がある場合は、請求することはできません。

※その他、注意事項はこちらをご覧ください

 

 

このように「長生きリスク」の備えとなりうる保険商品は複数ありますが、当然ながら、メリットだけでなく、デメリットやリスクもあります。それらをしっかりと踏まえた上で、自分自身に適しているものを選択していきたいですね。

 

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2019年01月23日

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