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不動産・相続女子プロへの道(11)一棟・区分物件それぞれのメリット・デメリットとは?
一般的に不動産投資初心者でもはじめやすいのが「区分物件」だといわれています。
初期投資額が一棟物件よりも少なく済み、いざとなったら売却しやすいというのが、その理由。
しかし「“とにかく”不動産投資を始めてみたいから、“なんとなく”区分からやってみよう」といったゆるい雰囲気で手を出してしまうと、利益どころか、損ばかり出てしまうケースも。
かといって、一棟物件から購入するのも、リスクを負いそうで怖い。そんな初心者の方も多いはず。
ということで、「区分物件」「一棟物件」双方の主なメリット・デメリットを挙げてみました。
(1)区分物件
メリット
・初期投資額が少なくて済む
・流動性が高く、いざとなったら売却しやすい
・管理組合に入ることで、管理を他者に任せることができる
デメリット
・管理費や修繕積立金など一室に対してのコストがかさむ
・空室率は入居しなければ0、入居すれば100となるため、リスクが取りにくい
(2)一棟物件
メリット
・管理会社から修繕内容、清掃まで運営面のすべてを自分で決めることができる
・売却時の選択肢が多い。(「リノベートしてから売却」「更地にしてから売却」など)
デメリット
・物件規模が大きいため、流動性が低く、売却しにくい
・売却時の選択肢が多い分、場合によっては「立ち退き」をお願いしなければならないなど、
煩わしい部分も請け負わなくてはならない
このようにして見てみても、どちらが一概にいい、悪いとはいえませんが、
何を購入するにしても、一番大切なのは、まず、
捻出できる資金+期間+目標・・・いつまでに、元の資金をどのくらいに増やしたいか?
を明確にしてから始めることです。
例えば、相続における節税を目的にした投資であれば、当社では区分物件をおすすめしています。このように目的や目標によって、適した物件は違うため、まずは分析力のある不動産コンサルタントに相談することがお勧めです。
また、不動産業者にしか確認できない情報もあります。
それは、物件の過去の成約実績データです。売り出されている価格が適正かどうかの確認や、どのくらいのタームで売り買いが行われているのかも、物件を見極める大きなポイントになります。
REINS arket Informationや東京カンテイなどのサイトで確認することができますが、一般の方は情報を閲覧することができません。
繰り返しになりますが、大きな投資額が動く以上、
何のための不動産投資か、目的を明確にし始めることが最も重要です。
不動産投資や資産運用に関して気になることがございましたら、
ぜひ当社にお気軽にお問い合わせください。
2017年05月24日
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