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【事例レポート】オーナーの夢を叶えた「鎌倉・材木座プロジェクト」後編
こんにちは。エヌアセットBerryの越(こし)です。
前回に引き続き、「理想の収益物件を新築で建てたい」というオーナーの夢を、4年越しで実現した「鎌倉・材木座プロジェクト」についてご紹介します。鎌倉市で建物を建てる苦難を乗り越え、デザインと暮らしやすさを両輪で叶える理想的な物件が完成。お客様にもご満足いただくことができました。
ウッドショックで建設費が高騰。「市場にない部屋で、家賃を3割増し」という逆転の発想へ
↑写真をクリックするとドローンで撮影した建物の外観や周辺環境のMOVIEが見れます。
新築マンションの建設に向けて、本格始動したのが2021年12月。奇しくもウッドショックが勃発し、木材価格が急激に高騰。当初想定していた収支が合わなくなる事態に陥ってしまいました。
議論を重ねた結果、無理矢理コストダウンするのではなく、マーケットに「ない」物件をつくりあげ、相場の3割増で家賃設定する戦略に方向転換。湘南エリアで賃貸管理会社として独立した元同僚を設計の段階からアサインし、コンセプトとプランを徹底的に練りました。
今回、プロジェクトメンバー全員で話し合い、出したコンセプトが「無骨」「隠れ家」「解放感」です。
敷地の中で建物をコの字に配置することで全ての住戸を角部屋にすることができ、湘南らしい開放的な空間を作ることができました。
遺跡、建築基準……歴史ある鎌倉で、新築物件を建てる難しさに直面
設計内容が決まり、近隣住民の方々に向けて説明会を開きながら、いよいよ新築工事を着工。
しかし、最終局面で、歴史ある鎌倉ならではの“大きなリスク”が潜んでいることが発覚しました。
「地盤調査で遺跡が見つかった場合、建設はすべて中止」
融資を受け、多くの人が動き、資材も発注した状態で、すべてをキャンセルしなければならなくなった場合、お客様ご自身が巨額の負債を抱えてしまいます……私たちはただ、何も見つからないことを祈るほかありませんでした。
結果として、遺跡は見つからず、地盤も問題なかったため、工事は無事続行。
鎌倉市は他の地域に比べてクリアしなくてはいけない条例や指導要綱が多く、設計士は何度も市役所に通いながら調整を重ねてくださいました。
想像を超える困難を乗り越え、2023年12月、ようやく竣工にこぎ着けることができました。
「材木座ベース」、3つの特徴
ここであらためて、「材木座ベース」の特徴をご紹介します。
↑写真をクリックすると2階住戸のMOVIEが見れます。
材木座海岸まで徒歩5分という立地から、サーフィンや海遊びをする入居者が多いと想定し、入口に土間をつくりました。
キッチンはステンレス仕様です。土間とアイアンフレームの組み合わせが無骨感を演出しています。
スエットスーツのまま、靴やサンダルを履いたままでシャワーや脱衣所に直行できて便利!
(2)スキップフロア(1階)
1階4室は、スキップフロア仕様に。まるで隠れ家のような住み方ができます。
天井が高くなることで、空間がより広く感じられます。
(3)ルーフバルコニー(3階)
↑写真をクリックすると3階住戸のMOVIEが見れます。
3階にはルーフバルコニーを設けて、付加価値を。
周囲に高い建物がほとんどなく、景観は抜群。
物件売買だけでなく、土地活用や建設、管理までトータルでサポートいたします
2019年8月から2023年12月まで、約4年越しに実現したプロジェクトレポート、いかがでしたでしょうか。個人的には、今回ほど仲間の助けがありがたいと思ったことはありませんでした。ネットワーク、本当に大事ですね。
当社では、物件売却、ファイナンス、土地購入、建設から管理まで一気通貫の支援ができます。相続に関わる不動産についてもトータルでサポートいたします。
大切なのは、お客様の目的です。丁寧にヒアリングさせていただき、ベストな施策を提案いたします。
2024年03月07日
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