こんにちは。エヌアセットBerryの越（こし）です。

今回は「理想の収益物件を新たに建てたい」というオーナーの夢を、4年越しで実現した「鎌倉・材木座プロジェクト」をご紹介します。ひとつの事例としてご参考いただければ幸いです。

↑写真をクリックするとドローンで撮影した建物の外観や周辺環境のMOVIEが見れます。

「リゾート×デザイン」な建物を新築するために。保有物件の売却からスタート

「リゾート地に、自分が理想とする設計やデザインの収益物件を建てたい」──今回のお客様から要望が寄せられたのは2019年8月のこと。建築に興味があり、リゾートにも頻繁に足を運ばれているお客様ならではの依頼でした。

新たに土地を仕入れ、新築の集合住宅を建設するには、それなりの費用がかかります。話し合った結果、お客様がすでに保有している投資用アパート2棟（川崎市・横浜市）を売却し、諸々の費用に充てることになりました。

川崎市の物件は、エヌアセットグループのネットワークを活用し、早期に売却が決定。横浜市の物件は他社の協力を仰ぎながら、想定期間内に売却が成立しました。

苦節2年。宅地探しが困難な鎌倉で「三方角地・整形地」に出会う

保有物件を売却した後は、いよいよ土地探しです。お客様のご希望は湘南、鎌倉エリア。

リゾート地としても住宅地としても人気が高く、宅地が売りに出ない地域なのは織り込み済み。まずは、地元の不動産会社に協力を仰ぎました。

情報収集しながら足を運んだ土地は、2年間で30件ほど。

努力の甲斐あって、鎌倉の材木座に「三方角地・整形地」という理想的な宅地を探し当てることができました。容積率が高く、3階建ての建物を建設することも可能。海岸までは徒歩5分という好立地です。

私たちは「これ以上の土地は後にも先にも出てこない」と確信。お客様も納得され、ご購入いただくこととなりました。

設計・建設は、「臨機応変に対応してくれる」前職の元同僚に依頼。建設直前まで“鎌倉ならでは”の想定外な問題に悩まされたため、今となってはナイスなアサインだったと自負しています。

不動産評価鑑定書を作成し、よりよい条件で融資を引き出す

お客様の資産背景や投資目標によって、よりよい融資条件を引き出せる金融機関は異なります。

今回のケースでは、地銀の某アパートローン商品を利用することになりました。少し特殊な仕組みの商品だったため、不動産鑑定評価書を作成。ここでも前職の同僚だった不動産鑑定士を頼ることになりました。

不動産評価鑑定書とは、建物や土地の評価額や収益性、利回りと、これらを算出した要因、理由などが記載されている書類のことです。法律に基づいた記載義務事項に則って書かれるため、公的機関での証明や証拠になります。

丁寧な資料作成が実を結び、ファイナンスは無事成立。2021年12月。いよいよ建設に向けて本格的に動き出しました。

～後編につづく～

2024年03月07日

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