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不動産投資は1日にして成らず 最良の果実 を得るために

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株式投資をする際に知っておきたい3つの指標【PER・PBR・ROE】

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ネットや新聞で企業の株価を調べるとき、さまざまな指標が出てきます。これらの指標は、その時点で株価が割安・割高かどうかの判断基準を示すなど、現状把握や今後の動きを予測することに役立ちます。

今回は、PER・PBR・ROEについてご紹介します。

 

PER(株価収益率)=「企業の利益に対して、株価が安いのか高いのか」を分析

PERとは、「企業の利益」と株価を比較することで、株価の水準を確かめる指標です。EPS(1株当たりの当期純利益)の数値を基に、割り出すことができます。

 

EPS(1株当たりの当期純利益)=当期純利益÷発行済み株式総数

PER(株価収益率/倍)=株価÷EPS(1株当たりの当期純利益)

 

例えば、株価1,800円、EPS100円の企業A社のPERは、

 

A社:株価1,800円÷EPS100円=PER18倍(予想)

 

となり「A社は、18年分の利益で今の株価を回収できる」ことが分かります。

基本的に、PERが低いと株価が割安、高いと割高であると判断ができます。一般的な目安としては、20倍以下なら割安、20倍以上なら割高とされています。

発展が見込める業界に対しては、PERが高くなり、成熟した業界は低くなるという傾向がありますが、景気によっても左右されます。

株式を購入する際は、「PERが低いから、割安で買い時だ!」と数値だけで判断するのではなく、業界・景気の動向、そして企業の成長性を見ることが大切です。

 

PBR(株価純資産倍率)=「企業の純資産に対して、株価が安いのか高いのか」を分析

PBRとは、「企業の純資産」から見て株価が割安か割高かを判断する指標です。現在の株価がBPS(1株当たりの純資産)の何倍かを割り出すことで、「企業が解散した場合、投資家の手元に残る価値」を示します。

 

BPS(1株当たりの純資産)=純資産÷発行済み株式総数

※純資産(自己資本)は、貸借対照表の「純資産の部」にて示される

PBR(株価純資産倍率/倍)=株価÷BPS(1株当たりの純資産)

 

例えば、株価1,800円、BPS900円の企業A社、株価2,000円、BPS2,500円のB社のPBRは、

 

A社:株価1,800円÷BPS900円=PBR2倍

B社:株価2,000円÷BPS2,500円=PBR0.8倍

 

となります。PBRが低いと株価が割安、高いと割高であると判断ができ、この場合、A社は割高、B社は割安であることが分かります。

B社を例にとってみると、この会社に投資した株主は1株2,000円で投資をしたのちに企業が解散したとしても、2,500円の資産が残ります。最終的に、株主には500円分の利益が出ます。

このように、PBR1倍以下の株式は割安であると判断されますが、企業が何かしらの問題を抱えている可能性もあるため、買い時であるとは一概にはいえません。

 

ROE(株主資本利益率)=「株主資本を使ってどのくらい利益を上げたのか」を分析

 

ROEとは、株主資本を使って、企業がどのくらいの利益を上げたのかが分かる指標です。経営の効率性を示す指標とも言われています。

計算式は、

 

ROE(株主資本利益率/%)=当期純利益÷株主資本×100

 

または、

 

ROE(株主資本利益率/%)=EPS(1株当たりの当期純利益)÷BPS(1株当たりの純資産)×100

 

となり、ROEが高い企業ほど株主資本を効率よく使い、利益を上げていることとなり、低い企業は経営能力が低いと判断されます。一般的にはROE10%以上の企業が投資に値すると言われています。とはいえ、この数値は、純資産が小さいと高めになるということもあり、ROEだけを見て投資判断をするのは、リスクを伴います。

 

PER・PBR・ROEの関係性は?

 

前述の計算式を総合すると、

 

ROE(株主資本利益率)=PBR(株価純資産倍率)÷PER(株価収益率)×100

 

という計算式が導き出されます。つまり、3つの指標のうち、2つが分かれば、もうひとつの数値を割り出すことができます。

3つの関係性で見ていくと、ROEが高くなれば、PERは低くなり、株価は割安だと判断されます。すると、投資家が株を購入し、株価が上昇する可能性が高まると予想されます。

 

 

このように、株式を購入する際には、指標の数値だけを見るのではなく、各指標で同業他社と比較したり、企業の成長性や景気動向を見るなど、総合的な視点を持って判断するのが肝要であるといえそうです。

 

 

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2018年11月14日

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