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中古住宅をプロが診断!建物状況調査(インスペクション)とは?
「宅地建物取引業法(宅建業法)の一部を改正する法律」の施行に伴い、今年4月1日から宅建業者に建物状況調査(インスペクション)の告知・説明が義務化されました。
インスペクションとは、既存建物の状況を、建築士の資格を持つプロの検査員(ホームインスペクター)が検査すること。
基礎・外壁などひび割れや破損、天井の雨漏りなどを目視や測量で詳細に確認していきます。
中古住宅の売買が盛んなアメリカやヨーロッパでは、家を購入する前にインスペクションを行うのが常識。
今回の義務化は、日本でも中古住宅の売買が年々増えていること、空き家問題もあり中古住宅の質を向上させて流通をさらに促進させたい国の方向性などが背景にあります。
国土交通省・「宅地建物取引業法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令」を閣議決定
によると、
今回の改正のポイントは下記の3つです。
・媒介契約において建物状況調査を実施する者のあっせんに関する事項を記載した書面の交付
・買主等に対して建物状況調査の結果の概要等を重要事項として説明
・売買等の契約の成立時に建物の状況について当事者の双方が確認した事項を記載した書面の交付
※上記国土交通省ホームページより抜粋
つまり不動産仲介業者は、
(1)不動産の売買について同業者に依頼する時
「媒介契約書」において、インスペクション業者のあっせんの有無を記載する
(2)買主に対して
インスペクションが実施された案件については売買契約前に行う「重要事項説明」時に、インスペクションの結果も併せて説明する
(3)売買契約時
(2)と同様、インスペクションの結果を説明する
ことが義務付けられたのです。
これまで新築信仰だった日本の住宅市場ですが、この改正により中古住宅への「安心・安全」要素が加わり、流通がさらに加速するのは間違いないでしょう。
とはいえ、新しい制度ゆえ、業者によりサービスの内容、価格などにばらつきがあるのが現状です。
エヌアセットグループには、このインスペクションを行う「既存住宅状況調査技術者」の資格を持つ建築士が在籍しております。
インスペクションについての具体的な活用方法などご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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2018年06月20日
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